幻想人迷劇 その拾
「あ、紅魔館だ。やっぱり窓少ない・・・」
そんなことをいっていると、例の門番が見えた。
「やっぱ寝てんだ・・・美鈴さん・・・」
「zzz・・・んあ、ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・よく寝た。」
「ごきげんいかがですか?美鈴さん。」
「・・・あ、咲夜さんがいってた男の子かな?」
どういうことだろう。警戒されてないといいんだけど。
「さぁ、どうぞこちらへ。」
「・・・?ありがとうございます・・・?」
さっぱりわかんない。なんで僕が歓迎されてる?まぁ好都合か。
「あ、携帯もってますか?」
「はい・・・一応ありますが・・・」
~わけも分からずプロフ交換~
案内されるがまま紅魔館に入った。
「いらっしゃい、ようこそ紅魔館へ。」
「咲夜さん・・・?なぜ出迎えがあるんですか?突然の訪問なのに。」
「お嬢様の指令よ。ホントはもっと『豪快』な出迎えがしたかったわ。」
物騒だ。さすが冥土長(っ・д・)三⊃)゚3゚)'∴:. ガッ
「あなたがレミィの言ってた少年ね。レミィの部屋はあっちよ。」
~移動&プロフ交換~
「よく来たわね。人間なのに、この吸血鬼が怖くないのかい?」
「おじゃましてます。そんなかわいい吸血鬼いてたまりますか。姉妹共に。」
「ふ、ふん。私をほめても紅茶しか出ないわよ。」
紅茶は出るんだ・・・
「それで、アドレスとかが欲しいんだって?」
「はい、一応。」
「ほら、早く携帯出しなさい。」
~三度目ぐらいのプロフ交換~
どうやら僕の目的を知っているみたいだ。どこかで情報もれてる・・・?
「あと、いまフランのところに行くのはよしたほうがいいわよ。いまのあの子に近づくと一瞬で吹き飛ぶわ。」
「わ、わかりました。またいつかもう一度来ます。失礼しました。」
「はやく出ないと殺すわよ。」
最後に物騒なことを言い出しましたか。それぞれに挨拶をしつつ、紅魔館を後にした。小悪魔なんていなかったんや。