幻想人迷劇 その伍
あれだもんなぁ。動画でもなんかそんな感じのがあったし・・・
「っと。つきましたよ。」
「ほへぇ・・・」
きれいな場所だ。妖怪の山がよく見える。
「博麗神社は向こうですか・・・ちょっと遠いなぁ」
「ああ、向こうでしたか。」
そういえば森?の奥深くにあるとか。
飛んでいけば早いかもしれないが、生憎飛べないのだ。
「仕方ないですね。あれを使いますか」
「あれとは?」
「紫様が以前に下さった、使い捨てのスキマです。行きたいところにひとっとびだそうで。」
「便利ですね・・・」
紫さん、そんなもの作ってる暇あったら仕事すればいいのに。たしかあの人、結界のほころびがないかチェックする仕事を藍さんに押し付けてるとかなんとか。
~そういうわけでワープ~
「いらっしゃい。素敵な賽銭箱はそこよ。」
うわぁ。後々気に入られると楽だし、1000円入れようかな。
「わぁ!ありがとう!1000円も入れてくれるの、紫以外に貴方だけよ!」
やっぱりこの巫女は簡単な人だ。
「ところで貴方はだれ?迷い込んだの?」
「それがですね、これこれこうで・・・」
妖夢さんがかわりにいってくれた。
「なるほどねぇ。紫も何してんのかしら。あなたは外の世界に戻りたいの?」
「いいえ。此処で住みたいと思っています。」
「それじゃあ人間の里に行ってみる?」
「一応魔法の森住みに憧れがあるんですが・・・」
「あら以外ね。この世界の事知っているのね」
「ええ、まぁ・・・。」
「妖怪との立ち回り方、わかる?」
「本で読みました。」
「なら問題ないわね。一応何かあったら連絡して。」
「え、どうやってですか?」
「なんと!幻想郷も発展してるのよ!」
そういって霊夢さんは携帯電話をとりだした。
「えええ!?携帯!?」
「そうよ。一応みんな持ってるわ。」
「そうなんですか!?妖夢さん」
「ええ、一応持ってます。」
幻想郷での目標みぃつけた。全員とプロフィール交換をして、みんなのアドレス&番号をGETしちゃおう。